
靴に休暇を・・・
- 靴を長持ちさせる一番の方法は、同じ靴を2日続けて履かないことでしょう。1日履いたら1日は休み。
2足以上の靴を交互に履くことにより、靴の寿命は数倍に延びます。
履きおろす前にお手入れを・・・
- 足を通す前に靴にクリームを塗ってあげましょう。油分を靴に与えてることによって、
革の表面に薄い膜をつくります。すると靴表面のキズや汚れを防ぐことができます。
普段のお手入れにも・・・
- 靴は少しでも履けば泥やホコリがついて汚れるもの。汚れは革にシミをつくったり、
革のもつ柔軟性や風合いを失う原因にもなります。頻繁に手入れする必要はありませんが、1〜2週間に1回
汚れを落としたり、栄養を与えてあげましょう。それだけで格段に長持ちしてくれます。
雨にはご用心!
- 革は水分を含むと繊維が堅くなったり、シミができたりして靴の寿命を縮めてしまいます。
防水性の強いクリームを塗ったり、あるいは専用の防水スプレーをしておくのが良いでしょう。
濡れた靴には早めのお手入れを
- 濡れてしまった靴を日光やドライヤーなどで乾かしてしまうと革を堅くしてしまい、
ヒビ割れや型崩れの大きな原因となってしまいます。シューキーパー、または新聞紙を
丸めて詰め込み、風通しの良い所で陰干ししましょう。1日程度置いて十分に乾いたのを確認してから
クリーム(乳化性のものが良いと思います。)で栄養分の補給をしてあげましょう。
保存方法には特にご注意を!!
- 実はこれが一番多い話!滅多に履かないドレスシューズなど、下駄箱にしまい込んではいませんか?
これが要注意!そもそも靴は大変湿気を嫌います。湿気はカビやシミの原因になるばかりか、ウレタン底や
発泡ゴム底など、いわゆる合成底の劣化をまねきます。久しぶりに履いた靴底が割れていた。あるいは
出先で突然割れたなどの経験はありませんか?さすがにこればかりは直りません。革底の場合もカビたり
割れたりの原因になります。カビはかたく絞った雑巾で拭くとある程度取れますが、シミは残ります。
これを防ぐためにも、普段履かない靴はカビ止めクリームを塗って、できるだけ湿気の少ないところへ。
保存が長期になる場合には、時折風に当てると良いでしょう。これだけでかなり違います。
革靴のはなし・・・
- 革は主に「タンニン」という植物から抽出された渋でなめしたものが使われています。
そのため比較的熱に弱く、特に濡れると型が崩れたりしてもろくなりがち。濡れたままにしないで、
よく陰干ししてクリームを塗っておくと革が柔らかくなり長持ちします。
扱いは少々面倒なところもありますが、革独特の風合いと履き心地のよさは他では決して得られないものです。